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【2026/10/4】アルカラスはシャポバロフと対戦、第2セット途中で相手が棄権

[シングルス準々決勝] ○カルロス・アルカラス(スペイン) 7-6(3),2-1ret. ●デニス・シャポバロフ(カナダ)

■マテオ・アルナルディ(イタリア)を下した2回戦に続き、アルカラスが苦境をしのいで勝利をもぎ取った。第1セットのアルカラスは第1サーブ時のポイント獲得率が48%と低調で、3度ブレークを許した。2回戦同様、優勢のラリーから、あとは決めるだけの状況でショットをミスする場面もあった。シャポバロフがストローク戦で粘り強くプレーしたことが要因の一つだが、アルカラスにも焦りが見られた。

■それでも、3-5のピンチで相手のサービスゲームをブレーク。4-5からのサービスゲームでは相手のセットポイントをしのぐ粘り強さを見せ、タイブレークに持ち込んだ。ここでも泥臭くポイントを重ねたアルカラスが7-3で制した。第2セットに入ると、股関節を痛めたシャポバロフが第3ゲーム終了後に棄権、アルカラスが準決勝に進んだ。

■アレックス・ミケルセン(米国)との1回戦ではセットを落とし、その後の2戦もやや苦戦している。だが、強打でウィナーを量産するだけでなく、スピードを抑えて相手のミスを誘うプレーやドロップショットなど、プレーの幅の広さを見せ、勝負どころを制してきた。この準々決勝では、ビッグサーバーのシャポバロフに対し、リターンのポジションを極端に下げ、そこから得点につなげる場面もあった。

■アルカラスは「何かしら相手に考えさせることを試みた」と明かした。「考えさせ、迷いを生じさせる。ときには間違ったコース選択をさせる。とにかく相手を楽な状況にいさせないようにする。これが僕の考え方だ」。相手を押し切れなければ、次の手を打つ。幼い頃から、アルカラスはそうして勝ってきた。以前、「僕のスタイルはバリエーションの多さだ。プレーの多様性を保ちつつ、同時に堅実なプレーで相手にプレッシャーをかける」と自分のプレーを分析したことがある。この数試合で見せているのは、まさにそういう種類の強さだ。

(日本テニス協会)