【2023/9/10】坂詰姫野が予選を突破し本戦へ

■木下グループジャパンオープン女子大会（WTA250）予選最終日の10日は、大阪市のITC靭テニスセンターでシングルス予選２回戦（決勝）が行われた。日本勢では坂詰姫野（橋本総業ホールディングス）がE.チョン（香港）を６－３、５－７、６－０で下して、本戦に進んだ。抽選の結果、坂詰は本戦１回戦で同じ予選勝者のアレクサンドラ・エアラ（フィリピン）と対戦する。加治遥（島津製作所）は予選第１シードのE.マンドリク（米国）に１－６，２－６で敗れた。
 

［シングルス予選２回戦］ 〇坂詰姫野（橋本総業ホールディングス）[6] 6-3,5-7,6-0 ●E.チョン（香港）[9]

■先行を許した第２セットで坂詰は、一度は追いついきながら、突き放された。しかし、最終セットは見違えるようなプレーで６ゲームを連取した。「第２セットは相手の好きなペースで進んでいたが、３－５からは自分のペースに持っていけた。ファイナルはその勢いで最後までいけた」と試合を振り返った。ツアーの本戦に進むのは２度目だが、２２年のカナダの大会は予選決勝で敗れて、ラッキールーザーでの本戦入りだった。「予選が苦手で、勝ち上がったことがなかった。ようやくしっかり勝ち上がれた」。前回は１回戦負けだっただけに、「予選の疲れをとり、いい準備をして、本戦という舞台を楽しんでプレーしたい」と意気込みを話した。


［シングルス予選２回戦］ 〇E.マンドリク（米国）[1] 6-1,6-2 ●加治遥（島津製作所）[10]

■予選１回戦は第１セットを奪われながら逆転勝ちしていたマンドリク。「昨日は接戦を制していたので、今日は自信を持って試合に入れた。ただ、日本選手はファイトしてくるので、そこには注意してプレーしていた」と話した。

■昨年から急成長する22歳。昨年の全米ではワイルドカードで出場して２回戦進出、今年は全豪と全仏で予選を突破して本戦に進んでいる。母親は四大大会で４度優勝したハナ・マンドリコバ。大会で何度も来日していた母は、「フロリダでも日本の朝食を食べられるなら、毎日でも食べたい」と言っていたというが、初来日のマンドリクは、日本食は好きだけど、ご飯中心の朝食はいつものと違って、少し抵抗があった」。でも、「テニスしかしていないけど、大阪はいいところだし、食事もおいしい」と大阪滞在を楽しんでいる。

［ ］内の数字はシード順位

（日本テニス協会広報部）

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから！
http://www.jta-tennis.or.jp/tennisfan/tabid/105/Default.aspx