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【2024/10/13】本戦は14日開幕。柴原瑛菜、伊藤あおいが予選突破

【大会の見どころ】
木下グループジャパンオープン女子大会(WTA250)が14日からモリタテニスセンター靱(大阪市)で開催される。13日まで予選が行われ、日本勢では柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)、伊藤あおい(SBCメディカルグループ)が本戦に進出した。本戦に直接出場する内島萌夏(安藤証券)、主催者推薦出場(ワイルドカード=WC)の本玉真唯(安藤証券)、齋藤咲良(富士薬品)とあわせて5人がシングルスでプレーする。

■シングルスの第1シードは世界ランク27位のマグダレナ・フレフ(ポーランド)。9月にメキシコ・グアダラハラのWTA250でツアー初優勝を飾り、上昇気流に乗っている26歳だ。今季の四大大会では全豪で4回戦に進出した。ノーシードの注目選手はWCで出場するビアンカ・アンドレースク(164位)だ。故障がちでランキングを落としているが、19年全米を制した自己最高ランク4位の強豪だ。全米では1回戦で敗れたが、当時世界ランク5位のジャスミン・パオリーニ(イタリア)とフルセットの接戦を演じた。

■日本勢の一番手は64位の内島だ。今春、出場したITF(下部ツアー)5大会のうち、ヨーロッパでの3大会を含む4大会で優勝し、ランキングを急上昇させた。その直後、予選を突破して初出場の全仏で四大大会初勝利を上げた。パリ五輪では五輪初出場を果たした。

■134位の本玉はWCで出場する。今年、アジア/パシフィック枠のWCを得て全豪に初出場。1回戦で21年全仏優勝の第9シード、バルボラ・クレイチコバ(チェコ)から第1セットを奪ったが、逆転負けした。持ち味は、展開の早さと脚力だ。

■同じくWCで出場するのが、前週の全日本選手権で準優勝した18歳の齋藤だ。昨年、ジュニア世界ランク2位をマークし、今春、プロに転向した。6月にフランスのITF W100で優勝、現在、165位につける。今大会に向けて「自分のテニスがどれだけ通用するか。同い年でもWTAの大会で活躍している選手はいっぱいいるので、優勝をねらって頑張りたい」と話した。

[シングルス予選2回戦]
○柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス) 2-6,7-6(2),7-6(7) ●Marina Stakusic(カナダ)
■柴原のコメント「相手は強い選手で、スタートは向こうの方が良くて、難しいところまで行ってしまった。最後の最後にカムバックできてうれしかった。今年は安藤証券オープンでいい結果を出して(準優勝)自信がついた。WTAのレベルでもいい試合ができて、もうちょっと自信がついてきた。安藤証券オープンで優勝できなかった悔しさもあり、ここでまた日本に来て、勝負しに行きたい」

[シングルス予選2回戦]
○伊藤あおい(SBCメディカルグループ) 3-6,6-3,6-4 ●アリアネ・ハルトノ(オランダ)
■初めてWTA本戦入りした伊藤「最終セット5-1から相手がよくなってきたが、最後はラッキーもあって取れた。自信になりました。こんなヘニョヘニョで、100位台前半の相手でも戦えるんだなとびっくりした。予選でかなり疲れたので、筋肉痛にならないように本戦を頑張りたい」

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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