■木下グループジャパンオープン女子大会は17日、大阪のITC靱テニスセンターでシングルス決勝が行われ、ノーシードのアシュリン・クルーガー(米国)が第1シードの朱琳(中国)を6-3、7-6(6)で破り優勝した。19歳のクルーガーは初めての決勝で初優勝を飾った。
【シングルス決勝】 〇アシュリン・クルーガー(米国) 6-3、7-6(6) ●朱琳(中国)[1]
■19歳のクルーガーが初めて臨んだ決勝のプレッシャーを感じさせることなく、最後までラケットを振り抜いた。フォア、バックの強打が厳しいコースを突いて、守備力を誇る朱琳を苦しめた。朱琳に左右に振られても、185㎝の大型選手ながらよく動いて、ラリー戦で簡単なミスを犯さなかった。
■大会を通じて好調なサーブでこの日もポイントを重ねた。エースは7本だったが、厳しいサーブで甘いリターンを引き出すと、3本目でポイントを決めるという形が何度もあり、朱琳に一度もブレークポイントを許さなかった。第2セットのタイブレークでも、落ち着いてラリーを展開、最後はバックハンドの強打で朱琳のミスを引き出して勝利を決めた。
■気温30度を超す暑さの中での試合。「メンタルとフィジカルの両方で頑張らなければいけなかった。サーブが良かったのでアグレッシブなプレーができていた」と試合を振り返ったクルーガー。この優勝で獲得したポイントで、現在123位の世界ランクは100位以内に入ることが確実になった。「トップ100入りが目標だったので、それが達成できてうれしい」。ツアー初優勝とトップ100入りの達成――。クルーガーにとって初めてのアジア遠征は実り多いものになった。
[]内の数字はシード順位
(日本テニス協会広報部)
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2023/09/17 SHARES
【2023/9/17】クルーガーが第1シードの朱琳を破り優勝
2023/09/17
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