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【2023/9/17】車いすテニスでは上地結衣が初代女王に

■木下グループジャパンオープン女子大会は17日、大阪のITC靱テニスセンターで車いすテニスのシングルス決勝が行われ、第1シードの上地結衣(三井住友銀行)が第2シードの田中愛美(長谷工コーポレーション)を下して、初代女王の座についた。

【車いすテニス・シングルス決勝】 〇上地結衣(三井住友銀行)[1] 6-1、6-2 ●田中愛美(長谷工コーポレーション)[2]

■大会前の目標としていた初代女王の座を獲得した上地。だが、決勝戦については「今の車いすテニスのいいパフォーマンスを見せられたかというと疑問符がつく部分はある」と話した。WTAツアーと同時開催で、普段の車いすの大会より多い観客が見守るセンターコートという舞台が、両選手にいつも以上の緊張を強いたようだ。「思ったようなプレーが出来なかった」と田中が悔やんだ。上地は「もう少しラリーの展開だったり、前に出るプレーだったりがあれば良かった。自分としてはしっかりコースを突いていく自分の持ち味を出していこうと意識していた」という。

■第1回大会を終え上地は1年後を考えている。「(選手たちは)たくさんのお客さんの前でプレーする緊張感に慣れないといけない。見せられるパフォーマンスのレベルを上げていきたい」。テニスセンターの施設についても、「普段、車いすの大会を多くやっている施設ではないので、自分たちが気兼をしないような施設かというと改善が必要だと思う」と指摘する。「第1回大会を開催して、選手やお客さんに大会のことを認識してもらえたと思う。(次回の大会を)盛り上げていくために協力したい」。

[]内の数字はシード順位

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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