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【2023/9/13】本玉真唯が単複で準々決勝進出

■木下グループジャパンオープン女子大会(WTA250)は13日、大阪のITC靭テニスセンターでシングルス1、2回戦とダブルス1回戦が行われた。2回戦では本玉真唯(島津製作所)が第5シードのナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)をストレートで破り、準々決勝に進出した。ダブルス1回戦では、日比野菜緒(ブラス)/本玉組が勝ち上がり、14日の準々決勝で第2シードの穂積絵莉(日本住宅ローン)/二宮真琴(エディオン)組と対戦する。14日はシングルス2回戦の残り4試合があり、内島と坂詰姫野(橋本総業ホールディングス)が出場、ダブルス準々決勝には川口夏実(町田ローンテニスクラブ)/小堀桃子(橋本総業ホールディングス)組も登場する。


【シングルス2回戦】 〇本玉真唯(島津製作所) 6-3、6-3 ●ナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)[7]

■本玉が会心のプレーでポドロスカに快勝した。ポドロスカは20年の全仏でベスト4に進んでいる第5シード。「自分には失うものは何もない」と迷いなく向かっていける相手だった。最初のゲームから、ラリーで追い込んでネットで決めるという目指すプレーが出て、相手サーブをブレーク出来た。「出だしがすごく良かった」という本玉がいきなり4ゲームを連取して試合の主導権を握った。

■第1セット終盤、フォアの強打で反撃してきたポドロスカに5-3と迫られた。しかしここでも、フラット系の深いショットにスライス、ループボールを交えて相手のミスを誘い、第9ゲームでこのセット3度目のブレークを果たして第1セットを先取した。第2セットも「最後まで集中を切らさなかった」と本玉が、第4ゲームで相手サーブを破って逃げ切った。

■「今日、調子良かったです。とにかく自分のテニスをやろうと思ったのが良かった」。弾んだ声で本玉が試合を振り返った。全米の前の大会で世界ランク80位台の選手に2度勝ったことで、自分のプレーがトップ100の相手にも通用するという自信をつかんだ。「自分なら出来ると思っていた」。この日は世界71位を破って、21年のシカゴ(米国)以来、2度目のツアー8強入りを決めたが、本玉は「勝利よりも自分のテニスをできたのがうれしい」と自分のプレーに納得していた。


【ダブルス1回戦】 〇日比野菜緒(ブラス)/本玉真唯(島津製作所) 4-6、6-2、[10-0] ● アリアネ・ハルトノ/ビビアネ・スフーフス(ともにオランダ)

■日比野「先輩らしく良いプレーが出せたので、それに続いて本玉選手も良いプレーをしてくれた。やっていて楽しかったです。マッチタイブレークは何が起こるか分からないので、1ポイントに集中していた。(10-0は)初めてだと思います」

■本玉「日比野さんのプレーがすごくて、私はついていくのがやっとで、もっぱら引っ張ってもらいました。先週は熱中症でリタイアしていたので、まさかここまで戦えると思ってなかった。とても充実している一週間です」


【ダブルス1回戦】 〇アンナ・カリンスカヤ/ユリア・プチンツェワ(カザフスタン) 2-6、6-3、[12-10] ●内藤祐希(亀田製菓)/内島萌夏(安藤証券)

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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