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【2025/9/28】フリッツはコルダとの米国勢対決を制す

[シングルス準々決勝]
○テーラー・フリッツ(米国)[2] 6-3,6-7(5),6-3 ●セバスチャン・コルダ(米国)

■米国勢同士の熱戦を第2シードのフリッツが制した。奪ったエースはフリッツが14本、コルダが13本と互角。ファーストサーブ時のポイント獲得率はコルダが87%で、フリッツの78%を上回った。それでも、フリッツは「大切なポイントを取って、チャンスを生かすことができた」と大事な場面で勝負強さを発揮した。

■第1セットは終盤の4-3でブレークに成功。第2セットはタイブレークで失ったが、第3セットは3-2から相手のサーブを破ってリードを奪い、そのまま押し切った。勝敗を分けた第3セットについて、「耐えるだけだった。ブレークポイントをセーブし、ワンチャンスを生かしてブレークできたことが勝因だ」とフリッツ。コルダが持ち味を発揮、そのシャープなストロークに押されてミスを強いられる場面も多かったが、フリッツは劣勢でも冷静さを失わず、チャンスを待った。攻撃力が持ち味だが、さすがトップ選手と思わせる、しぶとさを見せた。この勝利によって、ATPのライブランキングで自己最高に並ぶ4位に浮上した。

(日本テニス協会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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