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【2024/9/28】小田凱人は眞田卓を破り決勝進出

【車いす・シングルス準決勝】
〇小田凱人(東海理化) 6-2、6-1 ●眞田卓(TOPPAN)

■木下グループアリーナの第5試合に予定されていた準決勝が、コロシアム最終試合がキャンセルされたために、コートをコロシアムに変更して行われた。観客で埋まったコロシアムで、ともにパラリンピック・パリ大会に出場したベテラン眞田との一戦。「めっちゃテンション、上がりました」

■気持ちの高ぶりが硬さにつながったのか、試合序盤は小田にミスが目立った。ただ、徐々に調子を上げて行って、終わってみればパラリンピック金メダリストの実力を示すように世界ランク12位の相手を一方的なスコアで下した。マッチポイントでは眞田のロブを懸命に背走してフェンス際で返球した。さらに眞田の強打が返ってくると、それをバックで切り返してウイナーで勝利を決めた。「ウォー」という大歓声が小田を包み込んだ。「めっちゃ楽しかったです。アリーナに着いた時にどっちがいいみたいな感じで言われて。いやいや、コロシアムでしょうという感じで。予想外でした」。試合後の記者会見でも小田の声は弾んだ。

■決勝の相手はグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)。パリ大会準決勝の再現となる。パリ大会では小田が6-2、7-5で勝っているが、「ガチでやらないとどっちが勝つか分からない。最初から集中して、序盤から上げていきたい」と気を引き締める小田。一方で「パラでは、リターンでエースを取って、ラリーでも打ち勝ったといういいイメージがある」と自信ものぞかせる。「今日よりいい試合になる。お客さんもたくさん来てくれると思うので楽しみです」

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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