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【2024/9/28】西岡良仁は第6シードのルネに敗れる

[シングルス2回戦]
○ホルガー・ルネ(デンマーク) 6-2, 6-4 ●西岡良仁(ミキハウス)

■「このクオリティの彼には、なかなかブレークするチャンスもない。僕が悪かったというよりは、彼が良かった日」。西岡は、さばさばした表情で認めた。試合を通じて第1サーブを79%も成功したルネは、過去2度の対戦では見たことがない状態だったという。

■第1セットのルネは計9本のサービスエースと、速く正確なショットで簡単にポイントを重ねた。西岡が流れを引き寄せられたのは、第2セットの第7ゲームあたりと遅かった。ベースラインからの打ち合いで西岡が主導権を握り、ルネに焦りやいら立ちからのミスが目立ってきた。その機を逃さず、第8ゲームをブレーク。しかし、次のゲームで世界ランク14位がすぐに立ち直り、西岡は1ポイントも取れずにブレークを許して、完全に流れを失った。

■1回戦は3時間12分の激闘で「正直、疲れている。いい状態(の相手)を崩すにもエネルギーは大事」と言い、足に痛みもあったという。この日は1時間8分で敗戦し、ファンのため息と拍手がコートを包んだ。2019年以来2度目の2回戦に勝てば錦織と顔を合わせるはずだった。「やりたかったですね。錦織選手はやりたくなかったと思いますけど」と明るく話し、記者会見を締めくくった。

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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