[シングルス2回戦]
○ジャック・ドレーパー(英国) 6-4, 6-4 ●[2]フベルト・フルカチュ(ポーランド)
■1年ぶりの有明で、その成長著しいプレーを見せた。過去1勝4敗だった第2シードのフルカチュに一度もブレークを許さず、競り勝った。試合中は闘志を表に出していたが、モデルの仕事もこなす22歳は快勝した後のコート上で相好を崩した。
■第1セットのフルカチュは、第1サーブの確率が悪く、ドレーパーは序盤から精神的に優位に立つ。ストロークの打ち合いでは互角で、ドロップショットなど前後の揺さぶりも多く交えて、攻めに転じた。「肩をけがした去年から考え直した」というサーブは安定感を増した。第1セット、第2セットとも第5ゲームをブレーク。最後まで攻めの姿勢を貫き、押し切った。「トップ10で、ここ数年成功している選手を相手に、非常にいい試合ができた」とうなずいた。
■長年英国をリードしてきたアンディ・マリーが引退して数週間後、ドレーパーは全米オープンで四大大会初のベスト4入りを果たした。20位まで来ている自己最高位をさらに更新しそうな勢いだ。「アンディのまねをすると考えたことはない。自分がコントロールできることにベストを尽くす」。英国の次代を担うとの期待は、現実のものになりつつある。
■東京では昨年は予選を勝ち上がり、1回戦敗退。今回は本戦ストレートインで上位選手を撃破し、英国選手として2012年のマリー以来のベスト8入りとなった。「日本にはまた来たかった。会場の雰囲気も素晴らしい」。日本のファンの歓声を背にどこまで進むか。
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2024/09/27 SHARES
【2024/9/27】ドレーパーは第2シードのフルカチュに快勝
2024/09/27
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