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【2024/9/25】望月慎太郎はアンベールに敗れ、初戦で姿を消す

[シングルス1回戦]
○ウーゴ・アンベール(フランス) 6-1,6-2 ●望月慎太郎

■世界ランク19位に地力の差を見せつけられた。望月はフットワークを生かして相手の強打に食い下がり、ポイントを奪った。得意のバックハンドをライン際に決めた。それでも、終始ゲームを支配したのはアンベールだった。グラウンドストロークには伸びがあり、しかも安定していた。「(強く)打っているように見えるかもしれないが、とてつもなくしつこい。ミスは少ないし、短いボールはしっかり(前に)入ってくる」と相手のストロークを評した望月。ベースラインの打ち合いで劣勢に回ることが多く、得意のネットプレーに持ち込めなかった。

■サーブ力でも相手が上だった。ファーストサーブ時のポイント獲得率では、アンベールの75%に対し、望月は56%と低調だった。「特に(差を)感じたのはサーブの次のショット。セカンドサーブでも3球目でしっかりメークされた」と相手の定石通りの速攻に手を焼いた。

■昨年大会で4強入りしており、獲得した180ポイントが失効すると大きくランキングを落とす。ただ、「ランキングは気にしていない」と望月。これを意識するあまり苦い経験をしたからだ。「自分にプレッシャーをかけて、苦しいというか、いっぱいいっぱいになっていた」。頭に描いた通りの現状とはいえないが、「受け入れて、またしっかり作り上げていけたらいい」と自分のプレーを磨くことに集中する。

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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