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【2024/9/24】パリ・パラリンピック金メダルの小田凱人が“凱旋”試合に挑む

■今大会の車いすテニス部門にはパリ・パラリンピックで金メダルを獲得した小田凱人が出場する。パラリンピック以後初めての公式戦出場となる。24日には有明コロシアムで公開練習を行った。予選に出場した内山靖崇、ダブルスの予選に出場した柚木武、車いすテニス部門に出場予定の眞田卓の4人で、車いすテニス選手が健常者とペアを組む「ニュー・ミックスダブルス」を披露した。

■公開練習に先立って行われた記者会見では、大会への抱負を語るとともに、キャリアの第1章の締めくくりと位置付けたパラリンピックを振り返った。パラリンピック閉幕後は、様々な行事やメディア出演などハードスケジュールが続いた。今大会への出場は「悩んだ」が、出ると決めたのは、パラリンピック金メダルで起こした波を「ブームで終わらせたくない」からだ。「もうひと盛り上がり、と。パラリンピックで(車いすテニスを)知ってくれて、めっちゃ、お客さんが来てくれるんじゃないかな」。

■車いすテニスの認知度を高めることは、常に優先順位の上位にある。パリ・パラリンピックはそのための「一番大きな一歩」になったと実感した。だからこそ、時を逃さず、次の一歩を踏み出したい。「どんどん知れ渡ってくるタイミングかなと。実際に見る機会があると、映像とは全然違う」と、観客に世界一のテニスを楽しんでもらうつもりだ。今大会にはパリ・パラリンピック銅メダルのグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)も出場する。レベルの高い優勝争いが見られるはずだ。

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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