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【2023/10/20】シェルトンはポールをストレートで破り準決勝進出

【シングルス準々決勝】
〇B.シェルトン(米国) 7-6(4)、6-3 ●T.ポール(米国)[5]

■ブレークのチャンスはポールの7度に対してシェルトンは2度。好機はポールの方が多かった。第1セット第6ゲームでは、シェルトンがネットに届かぬドロップショットとダブルフォールトとミスを重ねて15―40。粗さがピンチを招いたが、ここから持ち前のパワーサーブがさく裂した。時速200キロを軽く超えるサーブで3連続ポイントを奪うと、最後はポールがやっと返したリターンをバックで決め、サーブでピンチを切り抜けた。

■第1セットのセットポイントも、第2セットのマッチポイントも、どちらもサービスエースで決めた。3セット戦った1回戦で5本、同じく3セットの2回戦では13本だったサービスエースが、この日は2セットで14本。調子が上がっているように見えるが、シェルトンは「毎試合、コンディションが違う。今日は昼の試合で風も強かった。風が強いとリターンは難しい。それで簡単にサービスキープできたと思う」と冷静に分析した。

■5歳上で世界10位のポールとは、今年の全豪準々決勝で初めて対戦して惜敗。先月の全米4回戦で再戦した時に雪辱を果たしていた。格上相手に連勝して、全米に続くツアー2度目のベスト4進出。シェルトンは「タフな試合だった。素晴らしい選手に勝つことができてうれしい。大会で3回勝つことはなかなかできない事なので、それができて良かった」と笑顔を見せた。

■22年に全米大学王者となってプロに転向した。大学王者となった当時の世界ランクは500位台だったが、1年余りで世界ランクを19位まで急上昇させた。「大学に入学した時、こんなに早くプロになるとは思ってもいなかった。ツアーを回りながら勉強を続けるか悩んでいる。ツアーの活動が終わってから勉強することも考えている」。21歳のシェルトンはフロリダ大に籍をおいて授業を取っている「学生プロ」だ。

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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