[シングルス2回戦]
○トミー・ポール(米国) 6-4,6-2 ●マッケンジー・マクドナルド(米国)
■米国選手同士で、年齢もポールが26歳、マクドナルドが28歳と近い。ポールは12位、マクドナルドは37位と、そろって今週、自己最高ランクを更新した。欧州勢に押され気味だった米国テニスに再び勢いをもたらしたのが、彼らと今大会第1シードのテイラー・フリッツ、第6シードのフランシス・ティアフォーらが形成する20代グループだ。ポールは米国テニス再興の要因を互いの切磋琢磨と分析した。「競争できる男子選手が一定数集まり、お互いをプッシュする状態にある。我々は一緒にトレーニングをし、また、互いに情報をシェアする」。
■刺激し合う関係にある両者が相対した。ともに2戦目とあってコートの特徴に慣れたのか、ミスヒットが少なく、スピード感あふれるラリーが続く。第1セット第10ゲーム、ポールにチャンスが来た。巧みなボレーでネット際の攻防を制しセットポイントを迎えると、ネットに詰めたマクドナルドに厳しいパスを見舞った。第2セットでも優位を保ち、ストレート勝ち。対戦成績を3勝0敗とした。
■ポールは「いいプレーができた。彼はいつどこで挽回してくるか分からない選手なので、手を抜かずにゲームをコントロールしようと心がけた」と満足そうに振り返った。多くの選手が苦労する今大会のサーフェスの速さも「気にならない」という。「とても速いのは間違いない。ただ、ストロークをしてネットに出てポイントを決めるというようなパターンが組めるので、速いコートはとても面白い」。コートを味方にした第5シードが優勝争いにからんできそうだ。
(日本テニス協会広報部)
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2023/10/18 SHARES
【2023/10/18】トミー・ポールは順当にベスト8入り
2023/10/18
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