【2023/10/17】島袋将はガリンにフルセットで敗れる

［シングルス１回戦］
○クリスティアン・ガリン（チリ）　6-4,3-6,6-3　●島袋将（有沢製作所）

■「悔しい気持ちがすごく強い」と島袋。「予選からグランドスラム本戦に出場したり、ＡＴＰツアーで予選から本戦に上がって本戦で１勝したり、今までと違ったステージで結果を残せるようになった」と、自信を深めて臨んだ初戦だった。第１セットは失ったが、第２セットを奪い返し、最終セットも互角に競り合った。だが、２－３からのサービスゲームで40－０としながらブレークを許し、相手に主導権を譲った。

■第１セット４－４からのサービスゲームでも、同じような展開でブレークを許した。全体的な内容は悪くないのに、大事な場面でプレーの質を上げられない。島袋は「その１本を取り切れない自分の甘さだったり、実力のなさっていうのを感じた」と悔やんだ。

■なぜ取り切れないか、理由は分析できている。「緊張した場面、大事な場面で、（オープン）スペースが見えてしまうと焦ってしまう。その焦りが、ああいうイージーなミスにつながって、大事な場面でミスをすることによって自分にプレッシャーをかけてしまう」。さらに上のステージに上がるために、クリアしなければならない課題だ。

■一方で「相手は世界ランク自己最高17位、素晴らしい選手に対してここまでプレーできるようになったというのを一つの自信としたい」と手応えもあった。伸び盛りの選手には、実戦で得られた課題と手応えこそ、前に進むための両輪だ。

（日本テニス協会広報部）

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから！
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