【シングルス1回戦】
〇C.ルード(ノルウェー)[2] 7-6(6)、6-3 ●綿貫陽介(フリー)
■綿貫にとって悔やまれる第1セットだった。第1サーブが入らず押され気味だった序盤を乗り切ると、後半は綿貫ペースで進んだ。相手サーブの第11ゲームでは3度のブレークポイントを握りながら、あと1ポイントが遠かった。タイブレークでも6-5からのセットポイントで、強烈なリターンを打ち込んだ。何とか当てて返したルードからチャンスボールを引き出しながら、強打をネットにかけて好機を逸した。
■「第1セットはうまくいかないことが多くて、そのストレスが第2セットの頭に出てしまった」。第3ゲームでネットプレーを仕掛け、足元に沈んできたパスにボレーミスを誘われ、ブレークを許して主導権を奪われた。要所でサーブが決まったルードから、4度あったリターンゲームで4ポイントしか取れない完敗だった。
■第1セットは世界8位を相手の大接戦。自分のプレーに手ごたえを感じてもよさそうなものだが、綿貫は「もうちょっと色々しなければいけなかった」と口にした。格上の相手でも「同じツアーに出ている選手。勝っていきたい選手の一人なので、競ったということで満足はできない」という。今季はトップ100に入り、トップ選手と手応えを感じる試合を重ねて、自信を持って出場していた。地元開催の「地の利」もあった。「ホームの試合は自分を試される。少し残念な結果に終わった」。上昇気流に乗る25歳だけに、悔しさはなかなか消えそうにない。
(日本テニス協会広報部)
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ニュース
2023/10/17 SHARES
【2023/10/17】綿貫陽介は第2シードのルードに敗れる
2023/10/17
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